フィルタープレス型複極式イオン交換膜電解槽

BiTAC  - 膜電解におけるベンチマーク

BiTACシリーズは、30年以上にわたり食塩電解のエネルギー効率と信頼性の面で新たな基準を打ち立ててきました。1994年に導入された革新的なフィルタープレス型複極式型イオン交換膜電解槽は、電力消費量において記録的な性能を達成し、その後展開されたBiTACシリーズの各世代でもこの限界をさらに押し広げてきました。

 

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エネルギー消費における継続的な研究開発

2005年に導入したn-BiTACは、エネルギー消費量を2,060 kWh/t NaOHまで低減しました。続いて2013年に導入したnx-BiTACは、陽極メッシュのファイン化などの改良により、消費電力量をさらに2,010〜2,025 kWh/tまで低減しました。

そして、最新世代のe-BiTAC v7は、2019年の商業運転開始から1,960~1,979 kWh/t NaOH(6 kA/m²)という新たな世界基準を打ち立てました。さらに2025年には、e-BiTAC v7は1,960 kWh/t NaOH(6 kA/m²)という記録的なエネルギー消費量を達成しています。

世界中での実績

nx-BiTACは、展開からわずか数年で世界20件以上のプロジェクトで採用され、電解のグローバルスタンダードとしての地位を確立しました。
最新世代のe-BiTAC v7 は、ガス滞留の最小化によるセル電圧の低減他、優れた気液分離、均一な濃度と陽極液濃度分布といった利点があります。

e-BiTAC v7 : 主なメリット

e-BiTAC v7は、1,960 kWh/t NaOHという低エネルギー消費量、従来のBiTAC世代との完全な互換性、ならびに膜に優しい弾性陰極構造などの利点があります。さらに、新設計のエレメントホルダーによりメンテナンス性が向上し、迅速かつ確実な組立が可能となった他、塩水濃度やコーティングの均一性も改善されました。その結果、電力消費量の低減、メンテナンス作業の効率化、運転効率の向上、そしてクロール・アルカリプラントの長期安定稼働を支える高い信頼性を実現しました。

 

MWXスプリングと平織り陰極メッシュ

  • 陰極側のスプリングや陽極メッシュの性能の効果を弱めることなく、電流を確実に伝導
  • セル電圧を低減し、電流分布を改善
  • イオン交換膜の機械的損傷を防ぐため、最適な圧力を保持
  • スプリングの圧縮レベルに依らず最適な弾性を維持するよう設計
  • セル電圧の低減に繋がるよう各エレメントに30,000の接点を設定

なめらかな表面の陰極メッシュ

  • 陽極メッシュ表面からのガス放出をスムーズにする
  • セル電圧低減に寄与
  • 優れた電流分布と金属構造全体での低い電圧降下
  • 無打痕スポット溶接技術により、陽極メッシュ表面全体で完全にフラットな面を実現
  • イオン交換膜との均一な接触を実現し、イオン交換膜の耐用年数を延長

V字型ダウンカマー

  • 高度なエレメント内部循環を実現
  • 最適な塩水循環により、陽陰極内の密度を均一化

フィルタープレス技術のメリット

BiTACシリーズで採用されるフィルタープレス技術のメリット:

  • タイロッドによる電極とイオン交換膜の締付けでボルトは不要。ガスケットのシーリングに大きな力も不要
  • 電解槽ごとの迅速な膜交換
  • 小スペースで可能なメンテナンス
  • 爆着クラッドによる陽陰極室の接合により、IRドロップを長期にわたり低減

BiTACのライフサイクルサービス

ティッセンクルップ・ニューセラは、BiTAC電解槽に関し、スペアパーツ提供からからライフサイクル全体のサポートまで、お客様のご要望に応じたサービスを提供することにより、最大限の稼働時間と効率性を実現します。

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an employee of thyssenkrupp nucera in front of an electrolyzer

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クロール・アルカリプロジェクトの計画や、既存プラントのアップグレードをご検討される際は、当社までお問い合わせください。ティッセンクルップ・ニューセラが、豊富な専門知識と長年の経験を活かし、お客様のニーズに最適なソリューションをご提供します。

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