隔膜法塩酸電解技術

隔膜法塩酸電解は、塩酸から塩素と水素を製造するための、信頼性の高い技術です。陽極側から塩素、陰極側から水素が製造されます。副産物としての水素を必要とし、酸素供給に依存しないプラントに最適なソリューションです。

この電解槽は、耐久性のあるPVCまたはPVC/PVDF隔膜で分離された黒鉛電極を用いるフィルタープレス型複極式電解槽の設計に基づいています。高腐食環境下での運転に対応する設計で、高い稼働率、長寿命、関連する生産プロセスへの柔軟な適応性を実現します。また、メンテナンス性に優れた設計により、生産能力拡大も容易に対応が可能です。

主な特長

  • 塩素と水素の同時製造
  • 酸素の供給が不要
  • 腐食環境下での高い耐久性
  • 柔軟な運転と容易なプロセス統合
  • 増産が可能でメンテナンスしやすい設計
  • 高稼働率を保証する実績ある技術

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How does the Diaphragm process work?

塩酸吸収と処理

MDI/TDIプラントの一部として組み込む場合、本プロセスは無水塩酸ガスを吸収ユニットで処理するところから始まります。水または希塩酸中での塩酸ガスの吸収は強い発熱反応です。産業用途では、通常28~37 wt.%の塩酸濃度が必要です。

陽極液・陰極液循環を伴う電解槽

濃縮された塩酸は、陽極液システムと陰極液システムに供給されます。陽極と陰極にはそれぞれ独立した塩酸循環ループがあり、異なる濃度で運転されます。(陽極室:約23 wt.%、陰極室:約21 wt.%)


塩素と水素が電解槽内で発生し、約17 wt.%の淡塩酸がセルの陽陰極室から排出されます。陽極循環液は並列に接続された陽極室を、陰極循環液は同様に陰極室を通して流れます。固形不純物はフィルターで除去し、プロセスの熱バランスが熱交換器を使用し維持されます。


陰極循環からの17 wt.%の塩酸の一部が吸収ユニット内で塩酸により約28~37 wt.%に濃縮され、その後、両極循環ラインへ戻されます。

製品の取り扱い

湿塩素ガスは、冷却および水分除去された後、直接下流のユーザーに供給されるか、乾燥・圧縮して塩素ユーザーに直接戻されます。塩素は、塩素のリサイクル循環を完結させ塩素ユーザーに戻すか、液化した後タンクに貯蔵することも可能です。


副産物である水素は、冷却および苛性ソーダで洗浄後、水素添加プラントなどの水素ユーザーに供給されます。

グローバルサービス

当社は技術提供だけでなく、プロセス設計や試運転からプラント性能の最適化や長期運転まで、プラントのライフサイクル全体をサポートします。深いアプリケーションノウハウと安全性・信頼性への強いコミットメントで、効率的な運転を支援します。

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an employee of thyssenkrupp nucera in front of an electrolyzer

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