産業規模のアルカリ水電解
ティッセンクルップ・ニューセラは、産業規模のグリーン水素製造向けに開発された拡張性のあるアルカリ水電解技術で、お客様のエネルギー転換推進を支援します。60年以上にわたる電気化学の専門知識と600件以上のプロジェクト実績をもとに、長寿命、高稼働率、厳しい産業環境での変動運転を実現する電解装置を提供しています。
電解プラントのリーディングサプライヤー
1.5 GW/年
製造サプライチェーン
>10 GW
食塩電解プラント納入実績
>3 GW
水電解プラント契約実績
産業規模のグリーン水素製造向け電解装置: scalum®
当社の20MWの scalum®ユニットは、GW規模に至るまでの大規模水素製造に向けて設計されています。モジュール式による拡張性、高稼働率、変動運転性能を備えたscalum®は、製油所、製鉄所に加え、アンモニア・メタノール・e-SAFなどの誘導体製造を含む需要に対応し、産業規模の水素社会を実現します。
アルカリ水電解向けのサービス
当社は、グローバルサービスネットワークを通じて、アルカリ水電解装置の設置から保守、アップグレードまで一貫して支え、最適な性能を維持します。数十年にわたる経験をもって、お客様に合わせたサービスソリューションをご活用いただけます。
よくある質問
- アルカリ水電解(AWE)は固体高分子型電解(PEM)と比較してどのような利点がありますか?産業用途のグリーン水素製造にはどちらの技術が適していますか?
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ティッセンクルップ・ニューセラは、AWEを採用しています。AWEは、現在利用可能な技術の中で最も成熟しており、コスト効率および長期安定性の面で優れています。PEMと比較して、AWEは大規模用途において以下の利点があります。
- 初期投資が低い
- 産業規模の水素製造で幅広く利用
- 大規模製造への拡張性
- 再生可能エネルギーの出力変動に適応する変動運転性能
- シンプルな保守・運用
AWEは、産業界が求める膨大な水素需要に対応できる、現時点での唯一の成熟技術であり、サウジアラビアのNEOMプロジェクトなどでも採用されています。
- ティッセンクルップ・ニューセラの電解装置は、納期短縮のためにどのような工夫をしていますか?
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当社の電解装置は、モジュール化およびプレハブ化によりプロジェクト実行を加速することができます。標準化されたスキッドマウント型ユニットをオフサイトで製造することで、現場での建設時間の最小化、設置リスクを低減し、品質の一貫性を確保します。これらのアプローチにより、稼働開始までの時間短縮、計画の信頼性向上、および拡張可能なスケーラブルなソリューションを提供します。
- ティッセンクルップ・ニューセラのアルカリ水電解システムは、再生可能エネルギーの出力変動に対応した運転は可能ですか?
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はい、当社のアルカリ水電解技術は変動運転に完全対応しています。20MW電解ユニットは10%の最小負荷で稼働でき、変動する電力供給に柔軟に対応しているため、風力や太陽光などの再生可能エネルギーとの連携に最適です。この性能は2019年に2MWのCarbon2Chem®パイロットプラントで既に実証済みです。当社のscalum® AWEユニットは、変動する電力入力に柔軟に応答し、独自のロードバランサーによって最適化されたグリーン水素製造を実現します。
- ティッセンクルップ・ニューセラのアルカリ水電解技術は中国製の電解装置との競争力がありますか?
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もちろんです。当社のアルカリ水電解技術の差別化ポイントは以下の通りです:
- シングルセル技術
- スタックを交換することなくセル単位での改修が可能
- 各セル単位でのモニタリングによる予防保全
- 10~100%の広範な運転範囲によって再生可能エネルギーの出力変動に対応
- 漏電電流、迷走電流、バイパス電流を回避する設計による低電流損失
- 高電流密度による省スペース化
これらの特徴により、高効率、高信頼性、長期的なコスト競争力を生み出し、世界的に競争力のある水素製造ソリューションを提供します。
- シングルセル技術
- シングルセルコンセプトにはどのような利点がありますか?
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シングルセルコンセプトは、当社のAWE技術において重要な差別化要素です。従来方式とは異なり、当社の設計は個々のユニットを独立してメンテナンスできるため、プラント全体を停止させる必要がありません。この仕組みにより、運転の柔軟性が大幅に向上し、ダウンタイム削減、保守コスト低減、およびプラント稼働率の向上を実現します。また、セル単位での状態監視が可能になり、安全性と長期性能も強化されます。産業規模の水素製造において、より高い信頼性、柔軟性、コスト効率につながる重要な利点となります。