ティッセンクルップ・ニューセラがe-BiTAC電解槽を供給したAGC Vinythaiのクロール・アルカリ工場が稼働開始
2026年2月19日
ティッセンクルップ・ニューセラがAGC Vinythai向けに機器供給を実施した、タイ・マプタプットのクロール・アルカリ工場の能力増強が完了し、計画通り稼働を開始いたしました。本プロジェクトでは、安全かつ効率的な食塩電解技術「e‑BiTAC v7(複極式イオン交換膜電解槽)」が採用され、ビニル製造チェーンにおいて最大規模の導入事例の一つとなります。
今回導入されたe‑BiTAC v7電解槽は、年産22万トンの苛性ソーダ製造能力を備えています。クロール・アルカリ工場で製造される塩素は、AGC Vinythaiのビニル工場に供給され、PVCは年産30万トンから70万トンに増産されます。この拡張はAGC Vinythai史上最大の投資であり、同社のタイにおける苛性ソーダおよびPVCのリーディングサプライヤーとしての地位をさらに強固なものにします。
今回の拡張により、AGC Vinythaiは東南アジアで急増する苛性ソーダおよびPVC需要に対応することができ、クロール・アルカリ事業における地位を一層強化します。これらの化学製品は、建設、包装、自動車、パルプ・紙、繊維など、東南アジアの重要な産業および開発分野に不可欠な原材料です。
「当社が長年培ってきたフィルタープレス技術は、膜全体に均一な圧力分布を確保し、より安定かつ効率的な食塩電解技術をお客様に提供することができます。これによりエネルギー消費が最適化され、膜への負荷が軽減されます。本プロジェクトは、AGC Vinythaiが東南アジアで主要な化学製品の製造を拡大するうえで重要なマイルストーンであり、この重要なプロジェクトを成功裏に完遂できたことを大変嬉しく思います。」 ティッセンクルップ・ニューセラ株式会社、CEO、張景翔
ティッセンクルップ・ニューセラは2025年にe‑BiTAC v7電解槽を供給しました。当社が実施した業務は、電解槽以外のユニットシステムや基本設計などのBoP業務も含まれます。