インドのTGV SRAACと苛性ソーダ製造設備拡張契約を締結

2025年7月23日
ティッセンクルップ・ニューセラは、インドの苛性ソーダメーカー大手TGV SRAACが保有する苛性ソーダ工場に最新世代のBiTAC®技術を提供する契約を締結いたしました。複極式イオン交換膜法電解槽BiTACの最新世代であるeBiTAC v7は、エネルギー消費を抑えながら高効率で苛性ソーダを製造する実証済みの技術です。
TGVグループの中核企業であるTGV SRAACは、当社が提供する安全性・信頼性・かつエネルギー効率に優れた技術を用いて、アーンドラ・プラデーシュ州クルヌールにある同社の苛性ソーダ工場の生産能力を、日産1,000トンから1,500トンへ50%拡張します。拡張後の生産能力は年産約50万トンに達する見込みです。
「工場の大規模な拡張を伴う今回のプロジェクトは、当社にとって重要な転機となります。私たちはティッセンクルップ・ニューセラ技術の優位性に確信を持っており、最先端の工場完工を心待ちにしています。」 TGV group、Chairman、T.G.Venkatesh
当社とTGV SRAAC(旧Sree Rayalaseema Alkalies and Allied Chemicals Ltd.,)との協業は2004年に当社のBM電解槽を納入したことから始まりました。以降20年以上にわたり、当社の食塩電解技術により同社の生産能力拡張を継続的に支援し続けてきました。
「この度TGV SRAACから信頼を得られたことを嬉しく思います。このプロジェクトは、当社の技術力と革新へのコミットメントを示すものです。さらに、当社の中国拠点とインド拠点が連携して顧客支援に取む、グループ内の優れたシナジー創出の一環となります。」 thyssenkrupp nucera、Roland Beckmann, Executive Director Chlor-Alkali
「このたび、当社が本プロジェクトに選定されたことは大変光栄であり、プロジェクトの遂行を心待ちにしています。当社は、クロール・アルカリ業界においてアフターサービスを含む包括的な“ワンストップ”ソリューションの提供に常に誇りを持っています。」thyssenkrupp nucera India、 CEO&CFO、Kiran Joseph

Rita Syre
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