サステナビリティ
急速に進化するグローバルな状況の中で、私たちのESGへのコミットメントは揺るぎません。経済や地政学的な課題の解決は、イノベーションや協力、ポジティブな変化を創出するチャンスと捉えています。サステナビリティ戦略の策定にあたっては、ステークホルダーとマテリアリティ分析を行い、ESG課題における優先順位を明確にしました。そして、サステナビリティにおけるビジョンおよびミッションを策定し、戦略を実行するために具体的な行動領域や目標、KPIを明確にしました。
Mission
Vision
Purpose
「私たちの社会的責任と重要性は、グリーン水素の
技術開発だけにとどまりません。当社は、持続可能な
ビジネスアプローチに基づき、社会貢献と長期的な
価値創造を実現します。
thyssenkrupp nucera、CEO
Werner Ponikwar
「当社は、電解技術のサプライヤーとして、エネルギー
集約型産業の排出量を削減し、気候目標の達成に
貢献しています。持続可能性は私たちの戦略において
核となる部分であり、再生可能エネルギーによる環境に
優しい水素経済を実現することを目指しています。」
thyssenkrupp nucera 、ESG & サステナビリティ責任者
Tuğçe Uysal
「私たちの社会的責任と重要性は、グリーン水素の
技術開発だけにとどまりません。当社は、持続可能な
ビジネスアプローチに基づき、社会貢献と長期的な
価値創造を実現します。
thyssenkrupp nucera、CEO
Werner Ponikwar
「当社は、電解技術のサプライヤーとして、エネルギー 集約型産業の排出量を削減し、気候目標の達成に 貢献しています。持続可能性は私たちの戦略において 核となる部分であり、再生可能エネルギーによる環境に 優しい水素経済を実現することを目指しています。」
thyssenkrupp nucera 、ESG&サステナビリティ責任者
Tuğçe Uysal
Key Non-Financial Performance Indicators
| Kategorie |
KPI |
|
Target |
|---|---|---|---|
 Greenhouse Gas Emissions |
Scope 1 emissions [tCO2e¹] Scope 2 emissions [tCO2e¹] Scope 3 emissions [tCO2e¹] |
Scope 1: 286 tCO2e¹ Scope 2 (Location-Based): 561 tCO2e¹ Scope 3: 148.10 million tCO2e¹ (up- and downstream² in total) |
Scope 1+2 net zero³ by 2030 Scope 3 net zero³ by 2050 |
| Sustainability Requirements in Supply Chain |
Selected suppliers signed code of conduct [%] High risk supplier reduction [%] |
Selected: 84% |
Selected: 97% by FY 24/25 High risk: 54% by FY 24/25 |
| Diversity, Inclusion & Non-Discrimination |
Proportion of women in leading positions [%] | Proportion: ~17% |
25% of management positions in German office with women by 2028 Global extension of KPI under review |
¹ CO2e = CO2-equivalents
² 3.1 Purchased Goods and Services, 3.2 Capital Goods, 3.3 Fuel- and Energy-Related Activities, 3.4 Upstream Transportation and Distribution, 3.5 Waste Generated in Operations, 3.6 Business Travel, 3.7 Employee Commuting, 3.11 Use of Sold Products
³ We have committed to reach net zero greenhouse gas emissions across the value chain by 2050, meaning we will reduce our Scope 1 and 2 emissions by 100% in 2030 and scope 3 emissions by 100% in 2050. Scope 1 refers to greenhouse gas emissions that come from sources thyssenkrupp nucera directly controls, e.g., emissions from on-site vehicles. Scope 2 refers to indirect greenhouse gas emissions caused by purchased electricity, heat or steam for our headquarters, offices and other owned and operated facilities. Scope 3 covers other indirect emissions, including greenhouse gas emissions from the manufacturing and transportation of materials and finished goods that go into our products.
清潔な水へのアクセス改善
ティッセンクルップ・ニューセラは、WaSH（水、衛生、衛生習慣）における社会課題に注力し、すべての人々が清潔な水にアクセスできるよう熱心に取り組んでいます。この活動をさらに推進するため、2025年9月、ドイツ、ドルトムントに拠点を置くNGO「well:fair」とパートナーシップを締結しました。
well:fairは、エチオピア、ケニア、タンザニアで井戸を建設するなど、学校や地域社会の衛生設備を整備しています。この活動により、well:fairは43万人以上の人々を支援しています。同団体は、この地域における健康、教育、生活の質の持続的な向上に貢献をしています。
このパートナーシップを通じて、エチオピアとタンザニアに２基の井戸を建設します。パートナーシップに関する詳細情報は、こちらのlinkをご覧ください。
EcoVadis ゴールド評価
2025年8月、ティッセンクルップ・ニューセラは、EcoVadisによるサステナビリティ評価において、 100点満点中82点 のゴールド評価を獲得しました。ゴールド評価は、過去12か月間に評価された全世界の企業の中で、上位5％ に該当します。
EcoVadisは、特に「労働と人権」分野における当社の取り組みを、高く評価しました。この結果は、責任ある形で測定可能な方法で、サステナビリティを当社の活動に根付かせる取り組みを強化するものです。さらに、当社はステークホルダーに対して、当社のパフォーマンスを高い透明性をもって開示することができます。
EcoVadis評価に関する詳細情報は、こちらのlinkをご覧ください。
ドイツ・サステナビリティ賞
当社は、標準化された20MWの電解装置 scalum® により、製品／気候カテゴリーでドイツ・サステナビリティ賞を受賞しました。モジュール式でスケーラブルなこの技術は、水素経済の拡大を促進し、産業ソリューションが気候保護に実質的な貢献を果たせることを示しています。
この賞は、ドイツ・サステナビリティ賞財団より、2024年11月に授与されました。独立した専門家5名で構成される審査員団は、ティッセンクルップ・ニューセラを「サステナビリティ分野をけん引する役割」などの理由で選出し、scalum®を「業界における指標となる存在」として高く評価しました。
受賞に関する詳細情報は、こちらのlinkをご覧ください。
ダウンロード
サステイナビリティに関する関連文書はこちらからダウンロードいただけます。
