サウジアラビア、BCI傘下のChemical Marketing and Distribution Companyとジュベイルのクロール・アルカリ工場拡張に関する主要契約を締結

2025年6月24日

ティッセンクルップ・ニューセラは、Basic Chemical Industries Company (BCI)傘下ののChemical Marketing and Distribution Company (CMDC)社とサウジアラビア、ジュベイル工業都市にあるクロール・アルカリ工場の次期拡張フェーズの実施に関する契約を締結いたしました。当社は、エネルギー効率が高く環境に優しい電解技術を提供します。BCI社はサウジアラビア最大の化学企業の一つであり、2008年からサウジ証券取引所(TASI)に上場しています。

契約金額は約1,500万ユーロで、契約には工場拡張のための機器およびスペアパーツ供給、エンジニアリングサービスの提供が含まれます。また、納入する当社最新のシングルエレメント型電解槽BM2.7は、革新的な省エネ設計によるエネルギー効率と性能の向上を実現します。

ダンマンに本社を置くBCIは、幅広い産業に有機・無機の特殊化学品および技術サービスを提供し、50年間でサウジアラビア有数の民間化学企業へと成長してきました。BCIと当社の協業は10年以上にわたります。2013年にティッセンクルップ・ニューセラの前身企業は、ダンマンのクロール・アルカリ工場に関する最初の契約をBCIと締結しました。さらに2017年にはジュべイル・プロジェクトの第1フェーズに関する契約を締結しました。この工場では、苛性ソーダ、次亜塩素酸ナトリウム、塩酸、液体塩素を製造し、国内市場、輸出、水処理用塩素などの特殊ニーズにも対応しています。

「BCIは非常に成功した化学会社であり、当社の最先端の食塩電解技術を活用することで、市場での地位を強化しています。ジュべイルにおける今回の契約は、サウジアラビアでBCIと長年にわたり築いてきた良好なパートナーシップにおいて新たな節目となります。」thyssenkrupp nucera Italy SRL、CEO、Gerhard Henssen

Rita Syre

Senior Media Relations Manager
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