欧州の600 MW規模のグリーン水素プロジェクトでFEED契約を締結

2025年6月4日

ティッセンクルップ・ニューセラは、欧州における大規模水素プロジェクトにおいて、匿名顧客と基本設計(FEED)契約を締結いたしました。水電解プラントの規模は約600MWと計画されています。製造されたグリーン水素は脱炭素が困難な産業で使用され、CO2排出量の低減に寄与します。

「このような大規模プロジェクトは、水素経済の拡大において産業界が中心的役割を果たすことを示しています。グリーン電力の価格と信頼できる購入者の調整など適切な条件が揃えば、欧州でも事業は成立します。当社は競争力のある技術で、プロジェクトの実現に貢献できると確信しています。」 thyssenkrupp nucera、CEO、Werner Ponikwar

本プロジェクトは、顧客との緊密な協働のもと、次の段階としてEPF契約(設計・調達・組立契約)の締結を目指して開発を進めており、最終投資判断(FID)は2026年を予定しております。

なお、当社技術を用いた欧州での大規模プロジェクトとして、現在オランダShell社向けの200MWプラントおよび欧州初の産業用グリーン製鉄プラントを支援するStegra社向けの740 MWプラント建設が進行中であり、本プロジェクトは同地域で3件目となります。これらの実績は、水素経済の加速および欧州における脱炭素化目標達成において、当社の技術が評価されていることの根拠となります。

Rita Syre

Senior Manager Media Relations and Financial Communications
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Mail: rita.syre@thyssenkrupp-nucera.com

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